WBC日本代表・DeNA今永投手、奄美で調整中 「世界一になる」「大会使用球は投げやすい」

 2023/02/05 11:44
キャッチボールをする今永昇太投手=奄美市名瀬の名瀬運動公園
キャッチボールをする今永昇太投手=奄美市名瀬の名瀬運動公園
 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に選ばれているプロ野球・横浜DeNAの今永昇太投手(29)が、奄美大島の春季キャンプで調整を進めている。2軍の選手らと汗を流した4日、大会への意気込みなどを聞いた。

 -WBCへ向けての意気込みを。

 「今回はメジャーリーガーも参加を表明している。そんな環境で野球ができる機会はなかなかない。世界一になるために日々を過ごしているので、優勝メンバーの一員になりたい」

 -米国など、スター選手がそろう相手とどう戦うか。

 「自分のベストの投球ができないと抑えられないと思う。起用方法は分からないが、栗山英樹監督から『自分が思っている所では投げられないかもしれないけど、その準備はしてくれ』と言われている。いつでも力が出せるようにしたい」

 -重点的に取り組んでいることは。

 「肩周りと、前腕など細かい末端の筋肉を丁寧に鍛えたい。(WBCのボールは)縫い目が低いぐらいの違いしか感じない。包み込めるような感触で投げやすい」

 -奄美大島の野球教室で交流した大野稼頭央投手(大島高)がプロ入りした。

 「教室で触れ合った子どもが、プロになって『あの時あそこにいたんだ』と言われるのが一つの夢だった。それがかない、ものすごくうれしい」