トラック後部に窓付きのサウナ室を積んだ「絶景サウナカー」の体験会が２日、鹿児島県阿久根市脇本のカフェであった。所有する宿泊業井出玄一さん（５４）＝東京都＝が企画。参加者は美しい入り江を眺めながら心地良い汗を流した。

　井出さんは各地の絶景を旅しながらサウナを楽しみたいと昨年１１月、３トントラックを改装してサウナカーを完成させた。熱源はガスヒーター。約６．５平方メートルのサウナ室は複数の窓やベッドを備え、室外にはシャワー・トイレも完備する。

　知人を通じ、脇本湾に面した「ともまち珈琲」を知り、店主の松木竜太郎さん（３７）と体験会を計画した。当日はカフェ常連客らが来場。窓いっぱいに入り江の景色が広がり、「非日常を感じることができ、心も体も癒やされる」と喜んだ。

　井出さんは「サウナカーの魅力を感じてもらえてうれしい。絶景ポイントに人を集めるきっかけにもなれば」と話した。