新型ロケット「H3」1号機の打ち上げ15日以降へ 飛行計画システム不具合で再延期

 2023/02/06 21:30
H3ロケットの最終燃焼試験=2022年11月7日、南種子町の種子島宇宙センター
H3ロケットの最終燃焼試験=2022年11月7日、南種子町の種子島宇宙センター
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6日、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターで13日に予定していた新型基幹ロケット「H3」1号機の打ち上げを、15日以降に再延期すると発表した。当日の風向きなどに応じて飛行計画を更新するシステムに不具合が見つかった。

 JAXAによると、打ち上げに向けた点検作業中に、正常に飛行できない可能性があることが判明した。修正作業のため、再延期期間は数日程度の見込み。予備期間は3月10日まで。

 打ち上げは当初2月12日を見込んでいたが、1月下旬のH2Aロケット46号機の打ち上げが悪天候で1日ずれ、H3も1日延期していた。