芋焼酎の独特な香り…テキーラ好きに受けるかも 米ビジネスマン一行がさつま町の蔵元を視察

 2023/02/07 21:25
製造過程の説明を受ける参加者=7日、さつま町の軸屋酒造
製造過程の説明を受ける参加者=7日、さつま町の軸屋酒造
 米国の酒類販売会社の社員ら15人が7日、鹿児島県さつま町の軸屋酒造を訪れ、蒸留所を見学した。試飲もし、芋焼酎独特の強い香りに太鼓判を押していた。焼酎全体の魅力発信や、同酒造の商品輸出に取り組む米国出身のペレグリニ・クリストファーさん(44)が中心となって企画した。

 一行は6~10日に九州4県の蔵元を巡る計画で、8、9日には知覧醸造(南九州市)や若潮酒造(志布志市)、天星酒造(大崎町)も訪ねる。軸屋酒造では、軸屋麻衣子社長(48)から、仕込みや蒸留についての説明を受けた。

 クリストファーさんによると、米国では高級バーなどで焼酎への関心は徐々に高まってきている。販売会社で蒸留酒を担当するモニーク・ヒューストンさんは「芋独特の強い香りは、刺激が強いテキーラを飲む人に好まれそう。帰国後は蔵の様子も伝えていきたい」と話した。