10管、米沿岸警備隊と初の合同訓練へ 「サファイア」日程や場所、内容は「未定」

 2023/02/08 15:06
 海上保安庁は7日、第10管区海上保安本部と米沿岸警備隊が初の合同訓練をすると明らかにした。「自由で開かれたインド太平洋」実現に向け、日米両機関が共同で取り組む「サファイア」に基づく訓練で、10管が参加するのは初めて。日程や場所、訓練内容は「未定」としている。

 近日中に鹿児島市に沿岸警備隊の巡視船が寄港し、海上保安庁が訓練の調整を進める。鹿児島海上保安部など10管の巡視船艇と航空機が参加する見通し。

 海上保安庁と米沿岸警備隊は2010年に連携を深める「協力覚書」を締結。22年からは連携をより強固にするため、合同訓練や職員交流などを図る「サファイア」を実施している。

 海上保安庁によると、サファイアに基づく訓練はこれまで2回あり、海上保安大学校所属の練習船「こじま」と、4管所属の巡視船「みずほ」がそれぞれ沿岸警備隊と合同で、米サンフランシスコ沖とグアム沖で探索救助や密輸取り締まりの訓練をした。

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