【中国偵察気球】鹿児島で2019年に目撃された物体も調査分析 防衛省「大きな関心持っている」

 2023/02/09 07:46
機器のようなものがつながれている風船状の飛行物体=2019年11月20日撮影(せんだい宇宙館提供)
機器のようなものがつながれている風船状の飛行物体=2019年11月20日撮影(せんだい宇宙館提供)
 米国に飛来した中国の偵察気球に絡み、防衛省は8日、2019年に鹿児島県本土で目撃された飛行物体について、情報収集と分析をしていると明らかにした。

 飛行物体は同年11月20日、薩摩川内市の上空を西から東に動いているのが目撃された。今月4日に米国が撃墜した中国の気球と似ており、同省は「大きな関心を持っている」とした。

 国内では20年と21年に東北地方で中国の気球と酷似した飛行物体が見つかり、磯崎仁彦官房副長官は6日の記者会見で「米国における事案との関連性も含め分析を進めている」と述べた。