新型基幹ロケット「H3」1号機 打ち上げは15日に決定 飛行計画システムの正常動作確認

 2023/02/09 20:46
H3ロケットの最終燃焼試験=2022年11月7日、南種子町の種子島宇宙センター
H3ロケットの最終燃焼試験=2022年11月7日、南種子町の種子島宇宙センター
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日、再延期していた新型基幹ロケット「H3」1号機を15日午前10時37〜44分、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。風向きに応じて飛行計画を更新するシステムの正常動作が確認できた。予備期間は16日から3月10日まで。

 JAXAによると、打ち上げ前の点検でシステムの不具合を確認。正常に飛行できない可能性があり、ソフトウエアのプログラムを改修した。打ち上げは当初2月12日予定だったが、1月下旬のH2Aロケット46号機の発射が悪天候で1日ずれ、H3も1日延期していた。

 県庁18階では15日午前9時半ごろから、JAXAの打ち上げライブ中継がある。観覧無料。