タクシー値上げ、鹿児島県本土も「必要」 7月中旬にも新運賃公表へ 九州運輸局

 2023/02/11 12:02
鹿児島市のJR鹿児島中央駅前客待ちするタクシーの列(資料写真)
鹿児島市のJR鹿児島中央駅前客待ちするタクシーの列(資料写真)
 九州運輸局は10日、鹿児島県本土のタクシー事業者が求めた運賃値上げについて、「運賃改定が必要と判定した」と発表した。新運賃の公表は、消費者庁との協議を経て、早くて7月中旬頃になるという。

 対象は鹿児島A地区(西之表市、熊毛郡、鹿児島郡、奄美市、大島郡を除く地域)。運輸局によると、2月7日までに、地区内91事業者(車両計2680台)のうち71事業者(2470台)から要請を受け、各社の収支状況などを審査してきた。

 各社の要請は、初乗りが1.3キロまで680~710円(現行640円)、加算運賃は133~150メートルごとに50円(現行181メートルごとに50円)。A地区の値上げは2020年2月以来となる。

 県内ではB地区(西之表市、熊毛郡、鹿児島郡)からも値上げ申請があり、運輸局が3日に「運賃改定が必要」と判断している。