鹿児島市2023年度予算、一般会計は過去最高の2788億円 待機児童対策、DXに重点

 2023/02/15 09:00
2023年度の事業内容を説明する下鶴隆央市長=鹿児島市役所
2023年度の事業内容を説明する下鶴隆央市長=鹿児島市役所
 鹿児島市は14日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は前年度当初比4%増の2788億7200万円で過去最高。昨年4月に全国ワーストだった待機児童対策や鹿児島国体・全国障害者スポーツ大会の開催、デジタルトランスフォーメーション(DX)による住みよい街づくりなどを重点的に進める。開会中の市議会に21日提案する。

 下鶴隆央市長は「子育て環境の充実といった重点的な取り組みを中心に、ポストコロナを見据えた攻めの事業をこれまで以上に展開していくことが重要」と強調した。

 歳入は、市税収入が前年度比2.1%増の905億626万円。再開発でマンションが増えたことで固定資産税の増加を見込む。自主財源比率は41.7%で1.4ポイント上げた。

 借金に当たる23年度末の市債残高は、国が全額を交付税で補う臨時財政対策債を除くと実質1556億6300万円で、前年度から1億円減る見込み。貯金に当たる三つの基金(市債管理基金、建設事業基金、財政調整基金)の残高は、国体の開催経費などが響き、56億円減の197億3900万円となる。市民一人当たりで換算すると、借金は26万円、貯金は3万3000円。

 歳出は、保育所等を利用する保護者に支払われる施設型給付費などが増えたことで、扶助費が前年度当初比2.4%増の1006億2410万円となり過去最多。普通建設事業費は2.5%増の296億6648万円となった。

 22年度から10年間の市政指針となる「第6次総合計画」に関連する事業は1333で2102億円を計上。新規事業は直近10年間で最多の112事業に上る。

 22年度補正予算への前倒し分を含めた実質的な一般会計額は2823億6901万円。一般会計に8特別会計、6企業会計を合わせた当初予算総額は、3.1%増の4891億7100万円となる。