花粉の飛散、鹿児島ピークに 前年より87%多い予想

 2023/02/16 10:10
スギの花(資料写真)
スギの花(資料写真)
 民間気象会社のウェザーニューズ(千葉市)は15日、鹿児島、宮崎など1都20県が14日までに花粉シーズンに入ったと発表した。鹿児島は9日に飛散が始まり、14日時点でピークに入ったとみられる。4月下旬まで平年比30%増、前年より87%多い飛散を予想している。

 同社によると、スギやヒノキの花粉は、前年の飛散量が少なかった反動や、夏の気温が高く雄花の成長が促されることで多くなる傾向がある。鹿児島は22年春が平年比63%と少なく、夏は全国的に平均気温が高かった。

 花粉症対策は、花粉を室内に入れない事が重要。同社は「洗濯物や帰宅時のコートはよくはたいてほしい。症状が出る前にマスクや目薬で予防を」と呼びかけている。