諏訪之瀬島で爆発、大きな噴石900メートル飛ぶ 噴火警戒レベル引き上げの可能性

 2023/02/16 00:22
噴煙を上げる諏訪之瀬島の御岳(資料写真)
噴煙を上げる諏訪之瀬島の御岳(資料写真)
 15日午後9時31分ごろ、鹿児島県十島村・諏訪之瀬島の御岳で爆発があり、大きな噴石が火口から南東に900メートル飛んだ。福岡管区気象台は、火口からおおむね1キロの範囲で、大きな噴石に警戒を呼びかけている。

 48時間以内に大きな噴石が再び火口から1キロ付近(800メートル以上)まで飛散した場合、気象台は噴火警戒レベルを現在の2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げる。

 御岳では同日、爆発が9回、噴煙量が中量以上の噴火が1回あった。噴煙の高さは最高1600メートル。午後10時37分ごろの爆発で大きな噴石が火口から南東に700メートル飛んだ。