串良・鳥インフル制限解除へ検査開始 9農場、20日にも判明

 2023/02/16 15:03
鳥インフルエンザの疑い例が発生した養鶏場と周辺の地図
鳥インフルエンザの疑い例が発生した養鶏場と周辺の地図
 鹿児島県は15日、高病原性鳥インフルエンザが発生した鹿屋市串良の養鶏場から半径3キロ圏内(移動制限区域)にある9農場で、ウイルスの有無を調べる「清浄性確認検査」を始めた。結果は20日にも判明する見込み。

 県畜産課によると、15日は獣医師が農場に立ち入って目視で鶏の健康状態を調べ、異常は認められなかった。過去の感染歴を調べる抗体検査、現在の感染を確かめるウイルス分離検査のための検体も採取した。

 抗体検査と分離検査で陰性が確認されれば、3~10キロ圏内(88農場)が対象になっている鶏・卵の搬出制限は直ちに解除される。その後も新たな発生がなければ、26日午前0時に移動制限も解かれる。