鹿児島市の平川動物公園は１６日、同園で２０２０年に生まれたチンパンジーのジャンベ（雄、３歳）が１５日朝死んだと発表した。死因は腸炎。

　８日から食欲不振などの体調不良が見られ、１２日に母親から離して抗生剤を与えるなど治療をしていた。

　福守朗園長は「ジャンベは（群れの中で）周りの空気を察するのにたけており、他のチンパンジーからも愛される存在だった。これからが楽しみだったので残念」と話した。

　平川動物公園は２０１７年、初めてチンパンジーの出産に成功。ジャンベは２例目だった。平川が飼育するチンパンジーは雄３頭、雌４頭の計７頭となった。