地元小学生が選ぶ「映えスポット」はココ! 三島村・硫黄島巡りマップとお土産カード完成 写真の撮り方も動画で分かる

 2023/02/20 15:05
児童が作った島巡りマップ(三島硫黄島学園提供)
児童が作った島巡りマップ(三島硫黄島学園提供)
 鹿児島県三島村の三島硫黄島学園の3、4年生4人が、硫黄島の魅力を紹介する島巡りマップと、お土産カードを作った。「いいとこいっぱい」をテーマに、写真映えスポットを掲載。定期船が行き来する硫黄島港の観光案内所に配置する。

 マップには、硫黄岳が一望できる岬橋や、目の前に海を臨む東温泉など、雄大な自然が生んだ島の観光スポット10カ所を写真で紹介。QRコードを読み取ると、児童がスポットの特徴や写真の撮り方を説明する動画を見ることができる。

 お土産カードは、マップで紹介した10カ所に加え、村ゆかりの仮面神メンドンやジャンベスクールなど島ならではの文化や施設を盛り込んだ計20種をそろえた。

 総合的な学習の時間を活用した授業「ジオ科」の一環で、昨年4月からスポット巡りを始め、夏休みに写真や動画を撮影。2学期は作図や編集を重ねて、約10カ月かけて完成させた。写真や動画は児童が中心となって編集。担任の牧野あずさ教諭(31)は「計画を立てながら進めていく姿に感心した」と話す。

 4年小湊莉晏(りあん)さんは「画像のデザインや編集の仕方を考えるのが楽しかった」。同じく福迫樹莉亜さんは「マップを手に島の景色を写真に撮ってほしい」と話した。