子育て支援充実へ16~18歳に月5000円支給 鹿屋市新年度予算、過去最大580億円

 2023/02/21 08:27
鹿屋市役所
鹿屋市役所
 鹿児島県鹿屋市は20日、総額580億2000万円の2023年度一般会計当初予算案を発表した。22年度当初が骨格予算だったため肉付け後の6月補正と比べて9.1%増で過去最大となった。子育て支援充実を図ろうと、16~18歳の子供1人当たり月額5000円を支給する給付金事業に1億9848万円を計上した。22日開会する市議会定例会に提案する。

 小中学生の学校給食費を半額負担する事業に1億8988万円を充てた。国立台北教育大学(台湾)と結ぶ協定に基づき、市内の児童生徒を留学させたり、同大の教育実習生を受け入れたりする事業には428万円を盛り込んだ。

 今春予定する「かのやばら園」リニューアルに伴う無料Wi-Fiポイント設置などに1942万円。大会開催やスポーツ合宿誘致に向け、テニス場10面とサッカー場1面を備える野里運動施設整備事業は4億1567万円。このほか、基幹産業の振興策として、輸出商社と連携してタイや台湾の市場調査や販売促進活動を進める事業に1028万円を充てた。

 歳入のうち市税は8.3%増の115億9万円で、自主財源比率は1.6ポイント増の37.5%。23年度末の市債残高見込みは2.8%減の365億9020万円。基金残高は7.6%減の214億9589万円を見込む。

 あわせて読みたい記事