西郷輝彦さん一周忌「今も吹っ切れない…」 ご三家の舟木一夫さん「しのぶ会」発起人、ファンら600人思い出語らう

 2023/02/21 16:12
西郷輝彦さんの笑顔の遺影が飾られた祭壇=20日、東京都港区
西郷輝彦さんの笑顔の遺影が飾られた祭壇=20日、東京都港区
 昨年2月に75歳で亡くなった鹿児島市出身の歌手・俳優の西郷輝彦(本名・今川盛揮)さんの一周忌に合わせた「しのぶ会」が20日、東京都内であった。芸能関係者やファンら約600人が集まり、思い出を語り合った。

 会場にはレコードやステージ衣装など200点以上が並び、献杯用に鹿児島の焼酎もあった。会の発起人で「ご三家」の舟木一夫さん(78)は「一緒に青春時代を競い合いながら歌ってきた。今も吹っ切れていない」とあいさつ。

 テレビプロデューサー・舞台演出家の石井ふく子さん(96)は「いい芝居をしてくれた。本当に惜しい方を亡くした」と語った。「星のフラメンコ」などヒット曲の演奏もあり、手拍子が起きた。

 発起人の一人で、西郷さんの地元後援会「薩輝(さつき)会」の初代会長を務めた都内の会社代表・岩切壽三郎さん(76)=鹿児島市出身=は「大俳優なのに同じ目線でいつも『兄貴』と慕ってくれた。また連絡がくるような気がする」と話した。

 あわせて読みたい記事