砂と雪でつながる友情 南さつま「砂の祭典」砂像制作隊、北海道で雪像づくり 旭川冬まつりに参加、3年ぶり交流

 2023/02/21 21:05
ゆるキャラ雪像を作った南さつま制作隊と旭川市民=旭川市(砂の祭典実行委提供)
ゆるキャラ雪像を作った南さつま制作隊と旭川市民=旭川市(砂の祭典実行委提供)
 北海道旭川市で開かれた旭川冬まつりに、姉妹都市・鹿児島県南さつま市の制作隊による雪像が展示された。砂像と雪像が縁の南北交流は新型コロナ禍で2年間中断し3年ぶり。現地の協力も得て砂の祭典マスコット「サンディーくん」、旭川市シンボル「あさっぴー」のキャラクター2体を彫り上げ、熱い友情を確認した。

 冬まつりは7~12日に開催。制作隊は吹上浜砂の祭典実行委員会の4人。砂の扱いはお手の物でも雪は勝手が違う。旭川鹿児島県人会や旭川消防チーム、旭川教育大学の学生、同市観光課OBら10人前後を助っ人に迎えた。雪がちらつく氷点下にめげず、幅、高さ、奥行きとも約3.5メートルの雪像を5日がかりで仕上げた。

 かごしま国体の南さつま市開催競技にちなんでサッカーボールも浮き上がらせ「おじゃったもんせ」と文字を刻んだ。冬まつり期間は20体ほどの雪像の中で仲の良いゆるキャラ2体が注目を集め、国体のPR効果は抜群。制作隊の現王園仁志さん(48)は「砂像では出せないより立体感ある作品ができた」と感謝した。

 出品は1997年に始まり25回目。県人会の森山修一会長(69)は「旭川市民に鹿児島に親しんでもらう機会になる」と喜んだ。砂の祭典には旭川の派遣隊を受け入れる予定で、日本砂像連盟会長で制作隊の塩賀千弘さん(68)は「交流をつなぐことができてよかった。より深い関係になれば」と願った。