(詳報)【鹿児島県公立高校入試】最終倍率は0.81倍、21年度と並び過去最低 53校408人が出願変更

 2023/02/23 11:47
 鹿児島県教育委員会は22日、2023年度公立高校入学者選抜の最終出願状況を発表した。全日制と定時制の定員1万1172人に対して9059人が出願した。出願倍率は0.81倍で、21年度と並び過去最低。定員割れは62校121学科の2840人だった。

 県教委が14日発表した出願状況を受け、53校408人が出願を変更した。連携型中高一貫教育校の喜界・商業学科は出願者がなく、学力検査をしない。

 最高倍率は甲南(普通)の1.48倍。次いで鹿児島玉龍(普通)1.47倍、鹿児島中央(普通)1.39倍と続く。中高一貫教育校の楠隼と連携型中高一貫教育校の与論を除く最低倍率は、鹿屋農業(園芸)の0.10倍。次いで鹿児島商業(国際経済)0.13倍、川薩清修館(ビジネス会計)0.18倍だった。

 学力検査は3月2、3日に行う。新型コロナウイルス感染防止対策として、当日の無症状濃厚接触者は条件を満たせば別室で受検できる。受検できなかった感染者や濃厚接触者は、同13日に追試がある。いずれも受けられなかった場合は、中学校からの調査書といった書類選考も可能。合格発表は15日。同日、2次選抜を行う学校(学科)と募集枠を発表する。