鹿児島県初となる野球の交流戦「薩摩おいどんカップ」が２３日、姶良市のビーラインスポーツパークなどで開幕した。大学や社会人など３０チーム以上が参加、３月１２日まで約８０試合を予定している。入場無料。

　同球場では社会人日本選手権を制覇したトヨタ自動車と、全日本大学選手権優勝の亜細亜大が激突。「日本一対決」を見ようと、ファン約２０００人が訪れた。

　試合前セレモニーでは、発起人の生田勉監督（亜細亜大）が、宮崎県で合宿中のワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）日本代表に触れながら「鹿児島はおいどんカップで盛り上がろう」と述べた。

　重富小６年の米村壮佑君は「レベルの高い試合を間近で見られる。こんな機会はめったにない」。国分中央高２年の宇治野蒼祥さんは「相手投手に一球でも多く投げさせる打者の動きが勉強になった」と話した。