鹿児島市のサッカースタジアム構想を県が批判 最終報告「課題に対応せず」 県議会で部長が答弁

 2023/02/25 11:00
スタジアム候補地のドルフィンポート跡地(中央)と住吉町15番街区(上側)=1月12日、鹿児島市(本社チャーター機から撮影)
スタジアム候補地のドルフィンポート跡地(中央)と住吉町15番街区(上側)=1月12日、鹿児島市(本社チャーター機から撮影)
 鹿児島県は24日、鹿児島市がドルフィンポート(DP)跡地で検討するサッカー等スタジアム構想の需要予測調査の最終報告について、「課題への対応が示されていない」と批判した。県議会代表質問での前田洋一総合政策部長の答弁。

 DP跡地を含む鹿児島港本港区エリアでは、県が新総合体育館の整備計画を進める。同時に、体育館計画の変更も視野に入れた市のスタジアム計画も浮上。県の同エリア利活用検討委員会では、市に景観への配慮や緑地の保全への対応を求める指摘が相次いでいた。

 市は最終報告を10日に公表していた。前田部長は「利活用検討委員会で指摘があった景観への配慮や、ウオーターフロントパークの保全など多くの課題に対する具体的な対応策が示されていない」と述べた。

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