戦争終結へ「被爆国の総理こそ 世界に停戦発信を」 ウクライナ侵攻1年、鹿児島県内各地で集会

 2023/02/25 07:30
戦争の終結を訴える大隅ブロック平和運動センターの市民ら=24日午後5時、鹿屋市
戦争の終結を訴える大隅ブロック平和運動センターの市民ら=24日午後5時、鹿屋市
 ロシアのウクライナ侵攻開始から1年となる24日、鹿児島県護憲平和フォーラムは県内7ブロックで集会を開き、戦争を早期に終わらせるため日本が世界に働きかけるよう訴えた。

 鹿児島市のJR鹿児島中央駅前では、鹿児島ブロック護憲平和フォーラムのメンバーら約20人が「ウクライナに平和を」「戦争絶対反対」と書かれた横断幕やプラカードを掲げた。

 前田秀一事務局長(69)は、欧米諸国によるウクライナへの兵器支援やロシアによる核兵器使用の脅しを批判。「戦争を一日も早く終わらせるため、唯一の被爆国である日本の総理が、停戦に向けて世界に発信するべきだ」と強調した。

 大隅ブロック平和運動センター(一松荘八議長)が鹿屋市の寿一里山交差点で開いた集会には、市内外から約20人が参加。「戦争をやめろ」と書かれた横断幕を手に、通行車両にアピールした。

 マイクを握った参加者は「戦争で多くの犠牲を出した体験のある日本は、戦いをやめさせる国際的な動きをけん引する役割がある」と力を込めた。

 あわせて読みたい記事