40セット超のひな人形一堂に…色とりどり、表情豊か、珍品も? 鹿屋で3月3日から

 2023/02/26 12:48
武道館いっぱいに飾られるひな人形=鹿屋市高須町のパーク高須中
武道館いっぱいに飾られるひな人形=鹿屋市高須町のパーク高須中
 鹿児島県鹿屋市の旧高須中学校を活用したパーク高須中で3月3日から「高須中のひなまつり」が開かれる。40セット以上のひな人形が色とりどりに会場を彩る光景は圧巻。担当者は「表情や大きさの違いを楽しんでほしい」とアピールしている。

 会場は武道館を活用した。手縫いの着物を身にまとった人形や、木目込み人形といった珍しい品も多数ある。設置作業はパーク内でスケートボードを楽しんだ家族連れが手伝うなど、大勢のボランティアが担った。

 パークでは2022年5月、体育館に大隅半島初の室内スケートボード場がオープン。市内外の愛好家が訪れている。誰もが集える場づくりを目指し、昨秋は文化祭も開いた。展示会はパッチワーク教室などを手がける「こっとんはうす針仕事」(同市西原4丁目)との共催。同年12月からひな人形の提供を広く呼びかけていた。

 中心メンバーの岩松菜津美さん(37)は「わくわくする空間になった。大事にされてきた人形をゆっくり味わって」。古里なおみさん(61)は「並べているだけでも見とれてしまう。大勢の人に楽しんでもらいたい」と語った。

 展示は3月3日と同4日~4月2日の土、日曜日の午前10時~午後3時。高校生以上は入場料100円。