「軍事より話し合いの平和外交を」 市民グループと野党、国民生活重視を訴え

 2023/02/27 08:00
防衛費の大幅増額などに反対する市民や野党関係者=26日、鹿児島市
防衛費の大幅増額などに反対する市民や野党関係者=26日、鹿児島市
 市民グループ「市民・野党共闘をすすめるALLかごしまの会」は26日、鹿児島市の天文館で街頭活動した。市民や野党関係者がリレー形式でマイクを握り、防衛費の大幅増額反対や国民生活重視を訴えた。

 国政選挙での野党共闘の枠組みを継続・強化する活動の一環。昨夏の参院選で同団体と共通政策を結んだ立憲民主、共産、社民の各県組織関係者など約20人が参加した。

 反撃能力(敵基地攻撃能力)保有を明記した安全保障関連3文書の閣議決定などを批判、「軍事対軍事ではなく、話し合いによる平和外交の努力をするべきだ」と訴えた。

 同会の樋之口里花共同代表は「軍事力に莫大(ばくだい)なお金を費やすより、私たちの生活にもっと使ってほしいと声を上げ続け、政治を変えていきたい」と話した。