鹿児島県は２７日、鹿児島市のドルフィンポート（ＤＰ）跡地で２０２８年度までの完成を目指す新総合体育館の整備計画のスケジュールに、近くの住吉町１５番街区の再開発は影響しないとの考えを示した。県議会代表質問への答弁。

　市はＤＰ跡地か１５番街区にサッカー等スタジアムを整備する構想を持つ。一方、鹿児島商工会議所は、１５番街区への会議場や観光施設の整備を県に提言した。県総合政策部はこれらの構想や提言に基づく再開発が行われる場合、１５番街区に予定する新体育館駐車場に代え、周辺の県営駐車場の立体化を検討するとした。

　スポーツ施設対策室によると、スケジュールに影響しないのは、新体育館整備に当たって民間資金活用による社会資本整備（ＰＦＩ）事業者に示す要求水準書に駐車場の取り扱いを盛り込むため。