日本航空（ＪＡＬ）は１日から、一部の国内線ファーストクラスの昼食として、全国和牛能力共進会で「日本一」になった鹿児島黒牛を使ったメニューを提供する。３、４月のそれぞれ１～１０日の期間限定。鹿児島発羽田行きや、福岡発羽田行きなどが対象となる。

　きめが細かく、やわらかい肉質の鹿児島黒牛をシンプルに味わってもらうため、わさび風味のソースを添えたステーキで提供する。ＪＡＬグループの機内誌「スカイワード」３月号ではこのメニューに加え、県内の若手畜産農家や鹿児島黒牛を食べられる店を紹介している。

　同社鹿児島支店の久見木大介支店長らが２８日、県庁に塩田康一知事を表敬訪問して報告。鹿児島－羽田に２０２２年１０月から導入するファーストクラスの搭乗率が好調で、４月から同クラスを備える機体の利用を増やすことも伝えた。久見木支店長は「鹿児島を訪れる方、都市部を移動される方々にも、『日本一』の鹿児島黒牛を知っていただきたい」と話した。