鹿児島市城山１丁目の嘉頼宣さん（８０）宅の庭先で、スモモの花が満開を迎えた。かわいらしい白い花が、枝いっぱいに咲き誇り、春の訪れを告げている。

　２０年前、退職を機に家庭菜園を始めた時に植えた。庭で２本、自宅近くの畑で２本を栽培。米ぬかやコーヒーの粉を肥料に使うなど独学で育てている。「試行錯誤しながら成長を見守るのが生きがい」と語る。

　嘉さんによると、風が少ない日が続いた影響で、花はあと１週間ほど見られる。赤紫色の果実は、５月中旬ごろに実り始める。「ここ数年で一番花が咲いている。多くの実がなるのが楽しみ」と笑顔で話した。