10月の障スポ 選手・関係者6000人鹿児島へ 期間中宿泊延べ3万人見込み、100施設で必要数確保

 2023/03/03 15:02
塩田康一知事
塩田康一知事
 鹿児島県議会は2日、一般質問があり、塩田康一知事は10月に開かれる全国障害者スポーツ大会で、期間中に延べ3万人分の宿泊が見込まれ、必要な客室数は確保できたと明らかにした。県は競技会場に近接する宿泊施設をさらに増やすなど利用者の利便性向上を目指し引き続き客室の確保に努めるという。

 県施設調整課によると、各都道府県選手団に本年度実施した宿泊意向調査で大会期間中、選手・関係者約6000人が来県する見込みと分かった。これまでに宿泊予定施設約100カ所を確保し、各施設の客室サイズや設備面のバリアフリー状況などを調査してきた。

 特別な配慮が必要な人については今後各選手団の出場選手が決まって最終的な宿泊申し込みを受ける際、障害の区分や程度、車いすの有無などを把握する。

 宿泊施設を割り当てる時には、障害の特性や負担軽減に配慮。状況に応じて入浴支援用具を提供したり、段差解消の仮設スロープを設置したりし、可能な限りバリアフリー化を図る。さらに、宿泊施設を対象にした接遇講習も実施する予定。

 塩田知事は「参加者が心身ともに良好な状態で大会に臨めるように、宿泊施設の協力を得ながら、快適な施設の確保に努めていく」と述べた。

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