先生のなり手不足深刻…2クラスで担任不在 鹿児島県教委「年度途中の採用難しい」

 2023/03/04 12:15
 鹿児島県教育委員会は3日、県内公立小学校の学級担任が病気で休職しても臨時的任用教員を配置できず担任不在となった学級が、2023年2月末時点で2件あったと明らかにした。県議会一般質問での答弁。

 東條広光教育長は「昨今の教員のなり手不足で、年度途中に臨時的任用教員を採用するのが難しい状況」と指摘。不在となった2件は専科教員や教頭が代わりに業務したと説明した。

 また、医師が対応する教職員向けのメンタルヘルス相談件数は19年度38件、20年度11件、21年度10件。教員の管理職経験者による「教職員よろず相談」は、19年度457件、20年度424件、21年度417件だったと報告した。精神疾患で休職した教員には、業務を軽減したり希望者への「試し出勤」をしたりして、スムーズに復職できるよう対応しているという。