小学生の相撲全国大会3冠達成 志布志の伊崎田小6年生は身長168センチ、体重110キロ「監督、両親、地域の人に感謝」

 2023/03/07 11:24
相撲3冠を達成し、トロフィーやメダルを披露する菅間奏心君=志布志市役所
相撲3冠を達成し、トロフィーやメダルを披露する菅間奏心君=志布志市役所
 鹿児島県志布志市有明の伊崎田小学校6年の菅間奏心君が、2月に東京・両国国技館であった相撲の第13回白鵬杯小学6年の部で優勝した。昨年12月の全日本小学生相撲優勝大会と10月のわんぱく相撲全国大会に続く3冠達成に「うれしい」と喜んでいる。

 地元の伊崎田相撲クラブに所属。兄2人の影響もあり3歳で始めた。小学1年のとき白鵬杯で優勝するなど好成績を挙げ、頭角を現した。しかし5年生のときは全国大会で1回戦負けも経験。「次は全国大会を全部優勝する気持ちで練習を頑張った」と悔しさをバネに偉業をなし遂げた。

 身長168センチ、体重110キロ。恵まれた体格を生かした押し出しが得意技。同クラブの吉元優成監督(30)は「周囲の子の手本になる存在。自分の弱い所を感じ、そこを強くしようと努力し目標を持って全力で取り組んでいる」と教え子の頑張りをたたえる。

 3日は菅間君らクラブの子どもたちが市役所を訪れ、3冠達成を報告した。下平晴行市長は「日頃の練習の成果。いろんな人の教えを受けて達成できたと思う。これからも勉強や相撲に頑張って」と激励した。

 クラブの子どもたちは週3回、同校相撲場で練習を重ねている。4月に中学生になる菅間君は「練習はきついけど勝ったときはうれしい。3冠を達成できて監督や親、応援してくれる地域の人に感謝している。これからも頑張って続けたい」と張り切っている。

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