国際クルーズ船の鹿児島寄港 年内は99回予定、うち離島は31回 県「コロナ前に近づく」

 2023/03/07 08:28
 鹿児島県の悦田克己観光・文化スポーツ部長は6日、新型コロナウイルス禍で中止され9日に再開する国際クルーズ船の県内への寄港について、1月19日時点で年内に計99回を予定していると明らかにした。本会議一般質問での答弁。

 県によると、これまでの最多は2018年の117回。昨年11月から約2カ月だけで9回の予定が入り、PR観光課は「コロナ前の水準に近づいてきた。さらに増える可能性がある」とみる。99回のうち、離島への寄港は31回に上る。

 一方、20年11月に受け入れを再開した国内クルーズ船は現在2隻体制で、今年12月末までに計10回(2月1日時点)を予定する。

 また、5月には鹿児島港発の貸し切りクルーズも計画されている。

 悦田部長は答弁で、「(乗船)前後の宿泊やクルーズ船で使用する食材調達など地元への経済効果が期待される。寄港の誘致と合わせて、船会社や旅行会社に働きかけたい」と述べた。