走って「火の用心」PR 長島の消防隊員、12キロを走破

 2023/03/07 16:00
マラソンを通して「火の用心」を呼びかけるメンバー=長島町城川内
マラソンを通して「火の用心」を呼びかけるメンバー=長島町城川内
 阿久根地区消防組合の東、長島両分遣所の隊員が2日、鹿児島県長島町内で春の火災予防運動(1~7日)に合わせた「広報マラソン」に取り組んだ。計7人が参加。胸や背中に言葉を1文字ずつ付けて「火の用心」を訴えながら、アップダウンの激しい約12キロを走った。

 広報力を強化しようと2021年度の秋の予防運動で初めて実施し、2回目。前回は町東部を走り、今回は東シナ海に面した西側のコースを選んだ。隊員は今年に入って走る量を増やすなど本番に備えた。

 午前9時半に長島分遣所前を出発し、文字が読めるように縦1列になって国道389号を南下。上り坂も持ち前のチームワークでペースを合わせながら進んだ。途中、興味深そうに眺める通行人や運転手も目立った。

 休憩を含めて約1時間半後に黒之瀬戸大橋近くのゴールに到着。最年長の飯尾忠徳さん(49)は「空気が乾燥する時期。マラソンが目を引き、防火意識向上につながれば」と期待した。