コロナ禍でごぶさた 外国クルーズ船3年ぶり寄港 欧米客ら620人、鹿児島観光へ

 2023/03/09 11:56
入港するクルーズ船を歓迎する人たち=9日、鹿児島市のマリンポートかごしま
入港するクルーズ船を歓迎する人たち=9日、鹿児島市のマリンポートかごしま
 新型コロナウイルスの感染拡大後は初となる外国の船会社によるクルーズ船が9日朝、鹿児島市のマリンポートかごしまに入港した。県内への寄港は2020年1月以来、3年2カ月ぶり。

 午前7時半ごろ、乗客約620人を乗せた米船会社の「セブンシーズ・エクスプローラー」(5万5254トン)が岸壁にゆっくりと接岸した。ボランティアで歓迎する「おもてなし隊」の約20人が旗を振って出迎えた。

 乗客は米国349人をはじめ欧米豪が約9割。入国手続き後、バスやタクシーに乗り込んで県内観光へ出発した。出港は同日午後5時の予定。

 県内では23年中、海外クルーズ船の寄港が3月18日の「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5906トン)など、離島を含めて99回予定されている。