頭と前脚ない小動物の死骸、小学校の通学路で見つかる 児童は集団下校 鹿児島市

 2023/03/11 08:00
 鹿児島市広木1丁目の広木小学校近くの通学路で9日、頭部と両前脚が切断された小動物の死骸が見つかった。鹿児島西署は動物愛護法違反容疑を視野に捜査するとともに、学校と連携して周辺のパトロールを強化している。

 広木小によると、9日午後3時5分ごろ、児童が下校中に発見し、学校が同署に通報した。首などに鋭利な刃物で切断されたような跡があり、発見当時、血は流れていなかった。頭部や前脚は見つかっていない。

 同校は9日、保護者や近隣の小中学校5校にメールで通知。「1人で帰らない」「登下校時間を各家庭で再確認する」など注意を呼びかけた。10日は教員が付き添い、学年ごとに集団下校した。図師弘秋校長は「残虐行為の対象は人にも向きかねず、警戒を強めている。異変を感じたらすぐに警察か学校に届け出てほしい」と話した。