熱気球に乗って思い出づくり 閉校する小学校の全児童9人と保護者ら、眺めに「わくわく」 地上17メートルへふわり 曽於

 2023/03/13 07:30
グラウンドの上に浮かんだ熱気球=曽於市の財部北小学校
グラウンドの上に浮かんだ熱気球=曽於市の財部北小学校
 3月末で閉校する鹿児島県曽於市の財部北小学校で11日、熱気球の体験搭乗があった。全児童9人と保護者、住民ら計約50人がグラウンド上空からの眺めを楽しんだ。

 閉校記念事業の一環で、思い出づくりになればと企画した。午前6時半に集合。静岡県の専門業者から熱気球の歴史や仕組みの説明を受けた後、みんなで気球を広げる作業を手伝った。

 気球の高さは25メートル。6、7人を収容するバスケット(かご)を装備し、ロープでつないで地上17メートル付近を上下する。バーナーで暖められた熱気が風船部分にたまって膨らんでいく様子に、子どもたちは大喜び。児童全員で乗ったり、家族ごとに搭乗したりした。6年の大瀬ひなたさんは「浮かんでいる感覚はあまりなかったが、とてもわくわくした」と話した。

 同校は児童数の減少に伴って閉校し、4月に財部小学校に統合される。

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