鹿児島から全国に広がった追悼セレモニー 祈りの歌とピアノ響く 発生時刻の午後2時46分に黙とう【東日本大震災12年】

 2023/03/12 07:26
犠牲者の鎮魂を祈り、ピアノの演奏に合わせて歌う参加者=11日、鹿児島市中央町
犠牲者の鎮魂を祈り、ピアノの演奏に合わせて歌う参加者=11日、鹿児島市中央町
 東日本大震災から12年の11日、追悼セレモニー「ストリートピアノでつなぐ祈りのハーモニー」が鹿児島県内9カ所を含む12道府県21会場であった。発生時刻の午後2時46分に黙とうをささげ、童謡「ふるさと」、復興ソング「花は咲く」を歌って犠牲者の鎮魂を祈った。

 鹿児島市のJR鹿児島中央駅近くの一番街商店街では、合唱団「コールはらら」の37人が歌声を響かせた。買い物客らも立ち止まって口ずさんだ。同市鴨池新町の岩屋幹夫さん(69)は「一緒に歌って祈りが東北に届いたよう」と話した。

 阿久根市の肥薩おれんじ鉄道阿久根駅には約80人が集まり、震災を風化させない気持ちを確かめ合った。教訓を継承しようと地元の中学生はハンドベルを披露した。鶴川内中3年の田原ほのかさんは「被災地への募金など、できることを続けたい」と話した。

 追悼セレモニーは、2012年に霧島市の大坪徹さん(故人)らが始め、賛同の輪が全国に広がった。