鹿児島県内公立中で卒業式 207校1万4397人が巣立ち

 2023/03/14 13:07
拍手で迎えられ入場する卒業生ら=14日、日置市東市来の上市来中学校
拍手で迎えられ入場する卒業生ら=14日、日置市東市来の上市来中学校
 鹿児島県内のほとんどの公立中学校で14日、卒業式があった。県教育委員会によると、2022年度卒業生は、207校(義務教育学校を含む)の1万4397人。文部科学省が、卒業式に臨む生徒はマスクを外すことを基本とする通知を出したことを踏まえ、コロナ禍で苦しんだ多くの卒業生がマスクなしで学びやを後にした。

 4月に日置市の東市来中学校と統合する上市来中学校では、最後の3年生6人が3年間親しんだ学びやを巣立った。卒業生は全員マスクを外し、緊張した面持ちで出席。保護者や在校生、住民代表ら約70人が見守る中、川端成實校長が卒業証書を手渡した。

 上市来中は1947(昭和22)年に開校。最盛期は522人の生徒がいたが、現在は卒業生6人を含め22人。18日に閉校式を行い、76年の歴史の幕を下ろす。