小学校から仲良しの双子3組、笑顔で中学卒業 進学、就職…それぞれの道へ踏み出す

 2023/03/15 12:01
卒業式を終え、笑顔を浮かべる6人=14日、長島町の鷹巣中学校
卒業式を終え、笑顔を浮かべる6人=14日、長島町の鷹巣中学校
 長島町の鷹巣中学校で卒業式が14日あり、3組の双子が笑顔で学びやを巣立った。新型コロナウイルス禍に見舞われた3年間。「今できることをやろう」と互いに支え合い、勉強やスポーツに前向きに取り組んだ。

 長元叶夢(かなむ)さん・大夢(ひろむ)さん、平田綜時(そうじ)さん・綜偉(そうい)さん、豊田真央(まお)さん・聖人(まさと)さんの3きょうだい6人。鷹巣小時代から一緒だったが、「同じ双子でも距離感や付き合い方が違うので参考になった」と話す。

 中学入学以降、新型コロナで部活動などが制限される中、双子そろって自主練習に励んだり、校内の畑で協力して野菜を育てたり。

 瀬戸口浩司校長(57)は「3組の支え合うような雰囲気が学年全体に良い影響を与えた」と感謝。教員らは「同学年に3組の双子がいたのは初めての経験」と口をそろえる。

 進学や就職などそれぞれの道に踏み出す6人。「漁師として力をつける」(叶夢さん)、「新しいことに挑戦する」(大夢さん)、「サッカーを頑張る」(平田兄弟)、「勉強と部活を両立する」(真央さん)、「友達をつくる」(聖人さん)と目標を語った。