鹿児島県の新総合体育館 PFIで整備 県議会で17日可決へ

 2023/03/16 12:37
県の新総合体育館を整備することが決まったドルフィンポート跡地=鹿児島市本港新町
県の新総合体育館を整備することが決まったドルフィンポート跡地=鹿児島市本港新町
 鹿児島県議会予算特別委員会(酒匂卓郎委員長、25人)は15日、2023年度一般会計など当初予算関連12議案を可決した。17日の定例会最終本会議でも可決される見通し。一般会計には新総合体育館整備に民間資金活用による社会資本整備(PFI)手法を採用する関係費用を計上しており、導入が事実上決まった。

 新総合体育館事業費は3249万円で、PFI導入に当たって整備・運営を担う民間事業者に示す要求水準書の作成費などを盛り込んだ。コンサルタントに助言を求める契約費用として5130万円を想定、うち半分は24年度の債務負担行為とする。

 県によると、PFI導入により事業費削減や財政負担の平準化が可能となり、サービスの質の向上も期待できる。県の事業では初めて。コンサルタントとの契約は、要求水準書作成時の技術的支援や、民間事業者の意見集約と対応を依頼するのが主な目的。23年度に要求水準書の作成を始め、24年度に入札・審査、25年3月ごろの民間事業者との契約を見込む。

 県は鹿児島市のドルフィンポート跡地で新体育館整備を計画。22年5月からPFI導入に関する調査を始め、今年2月に同手法での整備を「最適」とする最終報告を示していた。県の試算では、従来の公設公営型で整備した場合に比べ、費用を6.3%削減できる。