県有施設にも値上げの春…体育館使用料など36項目値上げへ 鹿児島県、物価高影響で

 2023/03/17 07:35
 鹿児島県は4月1日、県有施設や県立学校・病院の使用料や入館料など計36項目を値上げする方針だ。物価や電気料金、人件費の高騰の影響。今月17日の県議会定例会の最終本会議で、関係条例の改正議案13件がいずれも可決される見通し。

 主な施設関係では、かごしま県民交流センター(鹿児島市)の県民ホール使用料を100~1400円上げ、7800~11万2200円とする。黎明館(同)の一般入館料は10円アップの410円。県立学校の体育施設使用料は体育館、グラウンドとも10円引き上げ、それぞれ560円、1140円となる。

 財政課によると、施設使用料などは収容人数や建物の築年数が類似する県内外施設の単価と比較して設定している。玉利浩二課長は「物価高騰分などを含め経費を反映させている。必要な値上げと理解してもらいたい」と話した。