女子ゴルフの国内ツアー第３戦・Ｔポイント×ＥＮＥＯＳトーナメントは１７日、鹿児島県姶良市の鹿児島高牧カントリークラブで開幕した。前年覇者の堀琴音や昨年の賞金女王・山下美夢有、鹿児島市出身の勝みなみ選手ら１０８人が出場。トッププロが繰り出すショットを間近で見ようと、朝から多くのギャラリーが詰め掛けた。

　勝はアウトスタート１２組目で登場。ファンが「勝利に向かって勝（かっ）飛ばせ」などの激励横断幕を掲げる中、第１打をフェアウエー中央へ運んだ。同組に小祝さくら、笹生優花と人気ゴルファーが並び、大勢のファンを引き連れて大会のスタートを切った。勝は前半９ホールを終えて３バーディー、２ボギーの１アンダーで暫定２６位タイ。

　ゴルフ歴３０年の松尾勝也さん（６３）＝鹿児島市＝は「パワーがなくても飛距離の出る女子選手はアマチュアの参考になる」と目の前のスイングにくぎ付け。「この大会を最後に海外へ挑戦する勝選手のプレーを目に焼き付けたい」と話していた。