鳥インフルで41万羽殺処分、埋却地から漏れた液体がため池汚染 鹿児島県の埋め替え進まず 農家「米を作れず死活問題」
2023/03/18 09:00

今後の作業内容などを説明する県畜産課の職員=17日、出水市野田
説明会は1月に続き3回目で、住民の要望に基づき実施した。県によると、漏水対策として、現在の埋却地から東に約100メートル離れた場所に深さ5メートルの穴を掘り、3層のシートで覆った上で死骸などを埋める方針。作業期間は、移設地の整地などを含めて約2カ月とした。
現在、漏出した液体が近くのため池などを汚染しており、現場近くの農家らは「1月の説明会から具体的に進んでいない。汚染水では米は作れず死活問題」と県の対応を批判。地下水や川の水質検査をこまめに実施し、穴もさらに深く掘るよう求めた。
説明会後、県畜産課の大薗浩之家畜防疫対策監は「今回出た意見を検討し、米作りなどに影響が出ないよう対応したい」と話した。
あわせて読みたい記事
-
十島村がニシムタと災害時の協定締結 食料品、生活必需品など提供受ける10月2日 16:00
-
4年ぶり豊年秋祭りに境内沸く 高尾野・紫尾神社10月2日 11:35
-
弓道高校新人大会・男子は鹿工が9年ぶり優勝 皆中の溝口「迷わず引けた」10月2日 10:30
-
来年4月から申請義務化…相続登記を怠ると過料も、法務局が注意点を解説 鹿児島市10月2日 10:00
-
〈鹿児島国体〉公開競技・武術太極拳 気迫あふれる演武披露 曽於〈WEB限定写真あり〉10月2日 09:00
-
晩秋に咲くヒマワリ18万本 「平和」の願い発信 見頃は10月下旬から 川辺・大久保集落10月2日 08:30
-
風呂敷でリュックサック、新聞紙スリッパ…災害時に役立つグッズ手作り10月2日 07:30
-
「金吾様」地域の繁盛を頼みます 軽快に、勇壮に、滑稽に…11種類の踊り奉納 さつま町中津川
10月2日 07:23