「感動で言葉が出ない」 WBCで日本劇的勝利、鹿児島県内のファンも涙

 2023/03/21 14:16
吉田選手の同点ホームランで盛り上がる店内=21日、鹿児島市中町の「ビアハウス・ビッグベン」
吉田選手の同点ホームランで盛り上がる店内=21日、鹿児島市中町の「ビアハウス・ビッグベン」
 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は20日(日本時間21日)、米マイアミでメキシコと準決勝を戦い、6-5で逆転サヨナラ勝ちした。鹿児島市でパブリックビューイングをした「ビアハウス・ビッグベン」にはファンが集まり、劇的な試合展開に沸き返った。

 日本代表が1点差を追う9回裏。先頭打者の大谷翔平選手のヒットから攻勢をかけ、ファンらは祈るようにモニターを見つめた。村上宗隆選手が逆転打を放って試合を決めると、「最高!」「やった!」と歓声を上げ、ハイタッチして喜んだ。

 鹿児島市荒田2丁目の大学院生大原菜津未さん(23)は「選手全員があきらめずに最後まで戦い抜いた。すごい」。熊本出身の会社員北嶋大輔さん(46)=鹿児島市鴨池2丁目=は同郷の村上選手の活躍にうれし涙を浮かべ、「一番良い所で打つことができて良かった。感動で言葉が出ない」と勝利に酔いしれた。