エンジン音がたまらない 「T型フォード」「キューベルワーゲン」…往年の名車、希少車が鹿児島市に集合

 2023/03/21 21:08
昭和の名車が並ぶオールドカーフェスティバル=19日、鹿児島市浜町のかんまちあ
昭和の名車が並ぶオールドカーフェスティバル=19日、鹿児島市浜町のかんまちあ
 昭和の名車や希少車が並ぶオールドカーフェスティバルが19日、鹿児島市浜町のかんまちあであった。県内の愛好家が、今も現役の愛車約60台を展示。懐かしいエンジン音をとどろかせたり、車内やエンジンルームを公開したりして、大勢のファンを楽しませた。

 日本ライオンズクラブ70周年記念事業。異彩を放ったのは1923(大正12)年に登録された「T型フォード」。世界のファンを長年魅了する名車で、所有する鹿児島市の会社役員、永田雄一さん(55)が重低音のエンジン音を響かせると、ファンが集まり、写真を撮っていた。

 ドイツの軍用車として知られる44(昭和19)年のキューベルワーゲンのほか、国内で長年愛されるスカイラインやフェアレディZ、ポルシェも並んだ。

 同市清水町の絵本作家、冨吉郷太さん(39)は「図鑑で見ていた名車ばかり。オーナーと意見交換もできて最高」と話した。