車体彩る「赤と黒」何を表現? 鹿児島国体PR市電が運行スタート 車内もスポーツ一色 本番まで200日

 2023/03/22 11:00
鹿児島国体・全国障害者スポーツ大会をPRする市電=21日、鹿児島市上荒田町の交通局操車場
鹿児島国体・全国障害者スポーツ大会をPRする市電=21日、鹿児島市上荒田町の交通局操車場
 10月7日開幕の鹿児島国体まで200日となった21日、大会をPRする鹿児島市電が運行を始めた。赤と黒に彩られたラッピング車両1台が全国障害者スポーツ大会が終わる10月30日まで沿線を走る。

 開催予定だった2020年も運行したが、延期が決まり4~6月で中止。約3年ぶりに市街地を巡る。

 車体の赤と黒は、桜島と炬火(きょか)をデザインした市実行委員会事務局のロゴマークから採用した。車内には卓球やバレーボールなど市内で開く27競技のポスターが並び、ルールやスケジュールを紹介している。

 交通局操車場であった出発式では、同市のチアリーディングクラブ「サツマオールスターチア」が大会イメージソングに合わせダンスを披露。下鶴隆央市長は「市民総ぐるみで大会を盛り上げて」と呼びかけた。

 事務局は第2弾となる大会PRポスターを22日から市役所や市内の小中学校などに掲示する。8月26日には電車通りを中心に炬火リレーがある。溝渕俊隆事務局次長は「選手同様、多くの市民も大会を楽しめるよう準備を進めていきたい」と話した。