鹿児島県の鹿屋市議会の田辺水哉市議（５０）が県外視察中の懇親会で不適切発言をしたとされる問題で、田辺氏は２２日の市議会最終本会議で謝罪し、「発言の重大さと責任を深く感じる。職責を真摯（しんし）に受け止め、議員として恥じぬよう務める」と述べた。

　田辺氏は７日の市議会総務市民環境委員会で事実関係を認め、同委員会副委員長を辞任した。取材に「女性がいる店に連れて行ってほしいと言った」と説明していた。

　田辺氏を含む同委員会９人は昨年１１月、市への米無人機配備を控え、海上保安庁運用の無人機調査のため青森県八戸市を視察。不適切発言は八戸市議らとの懇親会の場であったとされ、花牟礼薫議長（６８）から厳重注意を受けた。