鹿児島県議選告示まで1週間 51議席に77人出馬へ 7選挙区は無投票の可能性

 2023/03/24 07:30
 統一地方選の前半戦となる鹿児島県議選(21選挙区、定数51)は31日の告示まで、24日で1週間となった。これまでに77人が立候補の意向を表明している。戦後最少だった前回2019年の68人を上回り、前々回15年と並ぶ。7選挙区は無投票になる公算が大きい。投開票は4月9日。

 新型コロナウイルス禍からの経済回復策、子育て環境の充実などを巡り論戦が展開される見通し。次期衆院選や来春の鹿児島市議選の前哨戦と位置付ける政党もある。

 77人の内訳は現職42、元職3、新人32。党派別は自民38人(現職33、元職1、新人4)、立憲民主2人(元職1、新人1)、日本維新の会1人(新人)、公明3人(現職2、新人1)、国民民主1人(新人)、共産1人(現職)、参政1人(新人)、無所属30人(現職6、元職1、新人23)。

 最大選挙区の鹿児島市・鹿児島郡区(定数17)では国政7党が計18人を公認し、無所属を含め計26人が立候補する見通し。定数4に7人が出馬する霧島市・姶良郡区、定数3に6人が立つ薩摩川内市区なども激戦になるもようだ。

 前回は9選挙区に上った無投票は、定数1の阿久根市・出水郡区、いちき串木野市区、南さつま市区、肝属郡区のほか、定数2の日置市区、奄美市区、姶良市区で見込まれる。

 統一選後半戦は中種子、南種子の2町長選と、8市町村議選(枕崎、阿久根、垂水、三島、大崎、東串良、中種子、南種子)。いずれも4月23日に投開票される。