国際クルーズ船が奄美大島・名瀬港に寄港 3年5カ月ぶり 乗船客は世界自然遺産の島を満喫

 2023/03/25 21:17
船を下り、バスで観光地に向かう外国人乗船客=奄美市名瀬
船を下り、バスで観光地に向かう外国人乗船客=奄美市名瀬
 米船会社の「セブンシーズ・エクスプローラー」(5万6000トン)が23日、鹿児島県奄美市の名瀬港に寄港した。同港での国際クルーズ船の受け入れは2019年10月以来、約3年5カ月ぶり。

 東京発で神戸や韓国・釜山、長崎などを巡る2週間のツアー。乗客約650人のほとんどが欧米豪など海外の観光客という。一部はタクシーや観光バスでマングローブ林やあやまる岬観光公園などへ向かったほか、買い物を楽しんだ。同日夕、沖縄へ向け出発した。

 観光船バースでは、市やあまみ大島観光物産連盟が案内所を設け、歓迎セレモニーもあった。安田壮平市長は奄美の世界自然遺産登録や伝統行事などを紹介。「限られた時間だが島民の人情にも触れ、満喫してほしい」と呼びかけた。

 名瀬港への2023年のクルーズ船寄港は今後、15回(国内3回、国際12回)の予定。