自衛官と空手家どっちが強い…? 奄美で合同訓練 新極真会・緑健児代表、成果に納得

 2023/03/26 21:20
組み手に取り組む陸上自衛官と新極真会員=22日、奄美市名瀬
組み手に取り組む陸上自衛官と新極真会員=22日、奄美市名瀬
 陸上自衛隊奄美警備隊と直接打撃制空手の新極真会奄美支部が22日、初の合同訓練を奄美駐屯地(鹿児島県奄美市)で実施した。交流を深めて長所を学び合い、双方の修練に役立てる狙い。

 同隊の拳法訓練隊と格闘訓練隊員計約20人、同支部会員約30人が参加した。日頃の訓練や稽古内容を互いに披露した後、一緒にミット打ち、組み手などに取り組んだ。隊員は慣れないメニューに汗だくになりながら必死で食らいついた。

 訓練隊の喜村健作監督(50)は「技はもちろん、戦いに大切な精神力や心の持ちようを学べてよかった」。新極真会の緑健児代表(60)は「自衛官は普段鍛えているだけあり、教えたことをすぐ吸収していた。合同稽古は今後の実践的な訓練に役立つと思う」と成果を強調した。