4年ぶり女性局長就任か 企画財政局長に古河春美氏有力 局長10人が今春退職 鹿児島市定期異動27日発表

 2023/03/27 07:20
 鹿児島市は27日、2023年度定期人事異動(4月1日付)を発表する。退職する橋口訓彦企画財政局長(60)の後任に、古河春美財政部長(58)の昇任が有力視され、実現すれば女性の局長就任は19年度以来となる。

 異動対象者は、市長事務部局、各種行政委員会、消防局、4公営企業を合わせた市全体で、22年度の1655人を下回る1600人程度になりそうだ。

 3月末に退職する局長は10人。枝元昌一郎総務局長(60)の後任には、遠藤章こども未来局長(58)の起用が見込まれる。こども未来局長の後任に浅井孝危機管理局次長(58)、有村浩明観光交流局長(60)の後任に中豊司教育委員会管理部長(58)、吹留徳夫建設局長(60)の後任に阿部洋己建設管理部長(59)がそれぞれ昇任する見通し。

 組織整備では、総務局にデジタル活用の取り組みを強化する「DX推進部」を新設。デジタル戦略推進課と情報システム課を総務部から移管する。企画部には「ふるさと納税推進室」を設置し、市のブランド価値向上と寄付の増額を図る。

 市長事務部局の組織体制は10局33部137課271係となる。