まるで「桜の海」1000本を一望できる展望デッキ完成 いちき串木野・観音ケ池市民の森

 2023/03/27 21:20
展望デッキ中央の足もとは、桜をモチーフに模様となっている=27日、いちき串木野市湊町
展望デッキ中央の足もとは、桜をモチーフに模様となっている=27日、いちき串木野市湊町
 鹿児島県いちき串木野市の観音ケ池市民の森に展望デッキが完成し27日、利用開始式があった。関係者ら約40人が完成を祝った。

 デッキは約80平方メートル。市来運動場横に設置され、眼下に広がるソメイヨシノなど1000本の桜を望むことができる。カメラ台やベンチも備え、柵には花びらのプレートをちりばめた。

 式で、中屋謙治市長は「高台からの眺望は『桜の海』と称される。四季を通じ誘客できるよう取り組む」とあいさつ。サワーポメロジュースで乾杯し、市来中学校吹奏楽部が演奏した。

 市来小学校6年の溝上大和君は「桜のモチーフが、写真映えする」と話した。県の魅力ある観光地づくり事業の一環。工事費は約7800万円。